「冷え」から来る腰痛に要注意
こんにちは🌞
今回は、冷えからくる腰痛という事について書いていきます。

腰がだる重い、筋肉がコリ固まっている感じがする・・・、
なかなかすっきり治らない腰の痛み。そんな慢性的な腰痛は、
冷えによる血行不良も原因の一つとして考えられます。
気温が低い冬はもちろん、温度差の激しい季節の変わり目、
夏でも冷房のきいた部屋で長時間座っているなど、
私たちの身体は想像以上に冷えているのです。
冷えと腰痛のメカニズム、そして今日からできる改善方法をご紹介します。

腰の冷えチェック✔
まずは、あなたの腰痛に冷えが関係しているかをチェックしてみましょう。
✔お風呂に入って温めると、腰の痛みが一時的にラクになる。
✔朝起きてすぐに、脇の下とお腹を触り比べてみると、
お腹のほうが脇の下より冷たい。
✔夏でも、腰を触ると冷たいと感じる。
上記のどれかに心当たりがある場合は、
腰の冷えが腰痛の原因となっているかもしれません。
その他にも、平均体温が36℃以下であったり、
いつも足が冷えていると感じる人も要注意です。

冷えが腰痛の原因?
では、冷えと腰痛にはどのような関係があるのでしょうか。
冷えと腰痛のメカニズムとは、
1.体は冷えると、筋肉や血管を収縮させて血流を抑え、外気に熱を奪われないようにする。
2.血管が収縮することで、血行が悪くなる。
3.血流が滞ると、酸素や栄養が運ばれにくくなる。同時に、疲労物質がたまりやすくなることで、腰痛の原因となる。

また、腰の筋肉がこわばった状態が続くと、周囲の抹消血管を圧迫。
さらに血行不良を引き起こすという悪循環にもつながります。
冷えと腰痛の根深い関係は、できるだけ早く断ち切るべきなのです。
冷え腰痛対策のカギは血流改善!!
冷えによって血行が悪くなることが原因ならば、
逆に温めることで痛みを改善できるはず。
大切なのは、血液の循環をよくしてあげることです。
ただ、腰を温めることはもちろんですが、
足やお尻など下半身全体の血流を良くすることも大切。
下半身の血流が悪くなると、その通り道である腰にも影響があるからです。
当然ながら血管は身体全部でつながっているので、
腰だけでなく身体全体として考える必要があります。
たとえば、足やお腹。
お腹は、生命を維持するために最も重要な内臓が集まる場所。

何を置いても一番温めるべき場所なので、
内臓が冷えていると腰や足は後回しになります。
足は、心臓から一番離れていて、
しかも重力に逆らって血液を送り返さなければいけないため、
どうしても血流が悪くなりやすい場所。
血液を送り返すために心臓のような役割を果たすのがふくらはぎですが、
運動不足などでふくらはぎの筋力が低下すると血行不良の原因となります。

それでは、冷えからくる腰痛の改善に、
どのように体を温めて血流改善していけばよいのか。
次からは具体的な対策を考えていきましょう。
冷え腰痛の改善方法
①患部をすぐに温める方法
とにかく腰を温めたいという場合は、以下の方法から始めてみてください。
カイロを貼る

お手軽で手っ取り早いのは使い捨てカイロ。貼る場所は骨盤のあたり。
背骨から手でなぞって骨盤に達した辺りを仙腸関節といいますが、
その仙腸関節に当たるように左右に1枚ずつ貼ります。
1~2日続けてみて症状が改善されたと感じるならしめたものです。
気を付けたいのは、低温やけど。
下着を2枚以上重ねた上から貼ることと、就寝時は避けるようにしましょう。
②運動は結構改善の特効薬

そんな時間はないと思われる方も多いかもしれませんが、
筋肉を動かす=筋肉というポンプを動かして血流を良くするということ。
使い捨てカイロに頼らなくても、
ウォーキングなど筋肉を動かすだけですぐに血行を
改善することができるのです。
とくに、ふくらはぎや太ももの筋肉は、
先にご紹介したように心臓から足に送り出された
血液を戻す役割を果たしているので、
その筋肉を鍛えておくことで血行の改善、
すなわち冷えの改善に直結するのです。
ちなみに、心臓というポンプから送り出された血液は全身をいきわたり、
心臓から最も遠いつま先などにたどり着いた時点では、
ポンプの圧力は1/10にまで低下。

そこから血液を戻すには、足の筋肉や血管がしっかりと
収縮するしかないのです。
運動不足や足の筋肉量が少ない人が冷えやすくなるのはそのためなのです。
③身体を温める食べ物を規則正しく食べよう!

食事と冷えの関係も密接です。
直接的に腰痛に効くというものではないものの、
体の細胞一つひとつは間違いなくあなたが日々食べる物で作られています。
時間はかかるけれど、根本的に取り組むためには食生活から
見直していくべきです。
身体を温める食べ物

●基本的には、口にするものは常温より温かいものを。
夏でも氷たっぷりのアイスティーよりホットティーを
選ぶクセをつけましょう。
●寒い国で育った食材、冬が旬の食材は、
体を温めてくれるものがほとんどです。
かぼちゃ、大根、ごぼう、ネギなど。
●根菜類など、地面の下にできる野菜も温め効果のある食材です。
ニンジン、ジャガイモ、生姜、玉ねぎなど。
冷やさない為の食べ方

●気を付けたいのは、暴飲暴食。
消化のために胃腸に血流が集中するため、
足など他の部分への血流が悪くなります。
●朝食はしっかりと食べましょう。
就寝時に低下した体温は、朝食を摂ることで消化器系の内臓が働いて上昇。
そのまま夕方まで緩やかに上がるという流れを作ってくれます。
冷え改善は腰痛だけでなく、全身の健康につながる

腰痛の原因の一つである冷えについて改善策をご紹介してきましたが、
昔から「冷えは万病のもと」と言われるように体全体に悪影響を及ぼすもの。
放っておくと腰痛や肩こりだけでなく、
胃腸の不調や便秘や下痢などさまざまな症状につながりかねません。
また、基礎体温を高めることは、
免疫力アップにもつながり生活習慣病予防にもなると言われています。
外側から温めることも一時的には効果的ですが、
体の内側から血流改善を行っていくことが根本的な解決策となります。
冷え腰痛は体のSOSサインと考えて、
血行改善に取り組んでみてください。
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しんじょう中央接骨院・整体院
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